4年ぶり日本人大関は優等生!琴奨菊「行動、発言慎重に」

[ 2011年9月27日 06:00 ]

千秋楽から一夜明け、佐渡ケ嶽親方(左)と共に記者会見する笑顔の関脇琴奨菊

 秋場所で12勝を挙げ、大関に昇進する関脇・琴奨菊(27=佐渡ケ嶽)が26日、松戸市内で一夜明け会見に臨んだ。28日に行われる日本相撲協会の九州場所番付編成会議と理事会で4年ぶりの日本人大関誕生となるが、琴奨菊は昇進を機に今まで以上に行動や言動に気を使い相撲人気回復に努めることを宣言。世間を騒がせた先輩たちの二の舞いは演じないと誓った。

【秋場所星取表】

 新大関となる琴奨菊が緩んでいた頬を引き締め真剣なまなざしで決意を述べた。「これから行動、発言も慎重にしたい。相撲協会を良くするためです」。早くも大関としての自覚が芽生えていた。

 稽古に励み、白星を重ねるだけが大関の務めではない。若い衆の模範となりファンの支持を広げる存在にならなければならない。明徳義塾高時代には生徒会長を務めた優等生で、角界入り後も稽古熱心と評判だった。「そんなに(私生活で)脇が甘いわけじゃないでしょ?」と報道陣に突っ込まれても「大関は(他の力士以上に)人に見られています。そういうことも大事にしないと」と冷静に切り返した。

 高校の先輩、元横綱・朝青龍は優勝通算25回の圧倒的な強さを誇った一方で、土俵外の突飛な言動や行動で世間を騒がせ、暴行事件により昨年2月に引退に追い込まれた。また、佐渡ケ嶽部屋の先輩、元大関・琴光喜は昨年7月の野球賭博問題により解雇された。そうした経緯を見てきただけに、後輩として二の舞いは避けなければいけない。信頼回復に努めなければいけないという思いは誰よりも強い。「土俵外でも、いろんな面で相撲を知っていただけるよう頑張りたい」と角界の広告塔になることも誓った。

 あらためて決意を示す機会となるのは28日の伝達式。口上については四字熟語を入れることは決めたが、内容は「知り合いに相談しているけど、最終的には自分で決めたい」とだけ話した。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)からは「自分で考えて自分の口で言って、そのとおりに行動しろよ」とプレッシャーをかけられている。

 27日は知人の結婚式に出席するため日帰りで福岡に戻る。多忙な中で胸にこみ上げる熱い思いをどうまとめるのか。大関としての“初仕事”が注目される。

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