錦織　腹痛も回復「ギリギリまで出られないと思ったけど」

　２２日に開幕するテニスの全仏オープンで男子シングルスに出場する錦織圭（ソニー）が１９日、会場となるパリのローランギャロスなどで初練習を行った。腹痛で９日のローマでの大会を欠場。出場が危ぶまれた錦織は「ギリギリまで出られないと思っただけにこのチャンスを生かしたい」と意気込んだ。

　精密検査のため日本に一時帰国した錦織は「胃けいれん」との診断で大事には至らず、１８日に現地入り。１９日はゲーム形式の練習で赤土の感触を確かめ、腹痛の影響を感じさせない軽快な動きを見せた。錦織は「テニスの感覚もいいし、去年よりいい結果を残したい」と語り、２回戦で敗退した昨年を上回る結果を目標に掲げた。（共同）