夏見円 第一線引退会見で「目標イメージできず」 

[ 2011年5月20日 17:26 ]

第一線からの引退を発表するノルディックスキー距離女子の夏見円

 ノルディックスキー距離女子で冬季五輪に3度出場し、第一線からの引退を発表した夏見円(32)=JR北海道=が20日、札幌市内で記者会見し「オスロでの世界選手権後、自らを見つめ直したときに、具体的な目標をイメージできなかった」と心境を説明した。シーズン終了後の今春、決意したという。

 思い出の大会に、得意種目のスプリントで5位になった札幌での2007年世界選手権を挙げた。「世界ランキングを考えたら奇跡に近かった。思った以上の力を発揮できた」と話した。

 これからも国内大会への出場を続ける。「小中学生を対象にしたスキーの指導や、競技者と市民スキーヤーの壁を低くする活動にも取り組みたい」と語った。具体的な活動内容は今後、考えていくという。

続きを表示

2011年5月20日のニュース