近代五種で30歳富井が五輪出場決めた!

[ 2011年5月20日 20:53 ]

 ロンドン五輪出場権を懸けた近代五種のアジア選手権は20日、中国の成都で行われ、男子で30歳の富井慎一(自衛隊)が4位となり、初の五輪出場を決めた。前日の女子2選手と合わせ、同五輪に日本は3選手が出場する。藤森勇希、三口智也、野口隼人(以上自衛隊)は出場権を逃した。アジアの出場枠は5で、1カ国・地域から最大2人が出場できる。近代五種はフェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングで争う。

 初の五輪出場を決めた富井は「まだ実感が湧かない。帰国して『おめでとう』と言われてからかな」と笑った。

 競泳で五輪を目指したがかなわず、日大を中退して近代五種に転向した。4年前のアジア選手権は12位に終わり、出場を決めた先輩が「うらやましかった」という。

 その後も射撃の不振や右手の手術など、道のりは平たんでなかった。「4年前の悔しさを晴らせた。年齢的にそろそろラストチャンスかなとも感じていたし、本当に良かった」と喜びをかみしめた。

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2011年5月20日のニュース