地震の直後に敗れた白鵬「気持ちが空回りした」

[ 2011年5月20日 20:14 ]

大相撲技量審査場所13日目

(5月20日 両国国技館)
 立ち合い直前の地震は波乱の前兆だったのか。初日から12連勝と圧倒的な強さを誇っていた白鵬が日馬富士に敗れた。

 最後の仕切りに入った時、国技館がぐらっと揺れた。観客からは大きなどよめきが上がったが、取組はそのまま続けられた。大関の鋭い当たりを受けて左上手を許すと、出し投げにバランスを崩して後ろに回られ、寄りに屈した。

 日馬富士は前日、立ち合いで変化した。朝稽古後「昨日のは別として、大関らしく取っている」と警戒していたはずの相手に敗れて「気持ちが空回りした。負けは負け」と唇をかんだ。

 それでも14日目に栃ノ心が敗れて白鵬が勝てば、10度目となる千秋楽前の優勝が決まる。

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2011年5月20日のニュース