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心身疲労で短命多い横綱…花田氏は2番目の長寿

[ 2010年9月1日 20:04 ]

 若いころから激しいけいこで肉体を酷使した往年の大相撲の力士は一般人と比べて寿命が短いとされている。さらに負けられないという精神的な重圧を常に背負い、土俵に立つ横綱はなおさらだ。

 1日に82歳で死去した元横綱初代若乃花の花田勝治氏は、歴代横綱では明治中期に綱を張り、83歳で亡くなった初代梅ケ谷に次いで2番目の長寿記録。花田氏は晩年も毎朝の散歩をほとんど欠かさず、大好きな日本酒もたしなんでいたという。「土俵の鬼」は生命力も強靱だった。
 昭和以降に横綱に昇進した力士は、80歳まで生きた鏡里を除けばおおむね50~60代で生涯を終えている。不滅の69連勝を誇る双葉山は56歳、花田氏と「栃若時代」を築いた栃錦は64歳。「柏鵬時代」の柏戸は58歳で、最近では3年前の8月に先代佐渡ケ嶽親方の琴桜が66歳で急死している。玉錦、玉の海と現役中に他界した悲劇もあった。
 花田氏の弟子で57歳の鳴戸親方(元横綱隆の里)は最高位の重みについて「真綿で首を絞められるような苦しみ。それは横綱昇進の瞬間から引退するまで続いた」と表現した。
 存命の歴代横綱で最年長は栃ノ海の花田茂広氏と、佐田の山の市川晋松氏の72歳。史上最多の優勝32回を誇る大鵬の納谷幸喜氏が70歳、解説者として活躍する北の富士の竹沢勝昭氏が68歳で続いている。

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