貴乃花親方報道受け…特別調査委再発足へ

　貴乃花親方が６月に暴力団関係者と接触していたと報じられたことを受け、特別調査委員会が１７日にも同親方から事情を聴く可能性が出てきた。

　独立委の奥島座長は「（報道が）本当であれば問題だが、事実関係が明らかでない以上は慎重になった方がいい」と話し、「われわれが一から勉強するよりも、調査委の方が専門家もいらっしゃるし、ノウハウがある。１８日の理事会に再設置をお願いする」と特別調査委を再度発足させ、そこに“丸投げ”する方針を決めた。
　村山理事長代行も再設置を容認し、あす１８日の定例理事会での中間報告を特別調査委に要求した。当初、特別調査委は佐ノ山親方に対する問題を調査したこの日の会合で、すべての業務を独立委に引き継ぐ予定だった。伊藤座長（早大特命教授）も「６月２１日からスタートしこれだけやったことを褒めてください」と話していたが、今後も不定期で活動を再開する可能性がありそうだ。