初めて「満員御礼」垂れ幕「胸熱い」と二所ノ関理事

[ 2010年7月17日 19:27 ]

 NHKの生中継がなくなるなど、異例ずくめで幕を開けた大相撲名古屋場所で7日目の17日、名古屋市中区の愛知県体育館に初めて「満員御礼」の垂れ幕が下がった。その瞬間を見た名古屋場所担当部長の二所ノ関理事(元関脇金剛)は「胸が熱くなった。梅雨も明けて名古屋場所らしくなってきた。ありがたい」と感極まった面持ちだ。

 入場者数は定員8100人の94%に相当する約7600人で、払い戻しはわずか2件。活気に包まれた館内になった。
 土俵下で幕内後半戦を見守った中村審判長(元関脇富士桜)は「われわれだけでなく、力士にとってもお客さんが多いのは気持ちのいいこと。思わず力も入るんだ。一日でも多く満員になってほしいね」と、ようやく出た明るい話題に笑顔が広がった。

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2010年7月17日のニュース