会食に暴力団関係者…貴乃花親方、交際全面否定

[ 2010年7月17日 06:00 ]

暴力団関係者との交際を全面否定した貴乃花親方

 貴乃花親方(37)が6月、新弟子の勧誘のため愛媛県愛南町を訪れ保護者らと会食などをした際、同親方が知らない間に地元の暴力団関係者が同席していたことが、県警などへの取材で分かった。

 貴乃花親方は同11日夜に愛南町で勧誘している中学生の両親とその知人、関係者ら14、15人と会食。翌日、相撲の稽古を見たが、食事をしたり稽古見学した場所に、地元の暴力団関係者が含まれていたとみられる。貴乃花親方は「(入門を勧誘している)子供の親御さんとのお付き合いもありますから食事をしました。(暴力団との)付き合い、面識は一切ありません」と暴力団関係者との個人的な交際を全面否定した。現地滞在中は中学生の父親が付き添い「その方の付き合いの中で行動した」と説明。その上で「(一部で暴力団関係者と付き合いがあるように)報道されたことに憤りを感じています。法的措置を取る構えです」と話した。

 ≪二所ノ関部長は同情「気の毒」≫貴乃花親方が弟子の勧誘で両親と会食した際に暴力団関係者が同席していたとされる件について、名古屋場所の二所ノ関担当部長(元関脇・金剛)は「(暴力団関係者が)いるのが分かっていたら行くわけがない。そういう意味では(問題があるように報道され)気の毒な気がする」と話した。相撲協会の独立委は特別調査委を再発足させ、貴乃花親方から事情を聴かせる方針を示しており、二所ノ関部長は「本人がそこで釈明すればいい」と話した。

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2010年7月17日のニュース