遼くん 風にもマケズ…暫定22位で全英初の予選通過

[ 2010年7月17日 06:19 ]

1番ホールでバーディーパットを決め声援に応える石川遼

 男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全英オープン選手権は16日、英北東部のセントアンドルーズ・オールドコース(7305ヤード、パー72)で第2ラウンドを行い、首位と5打差の17位から出た石川遼(18=パナソニック)は強風の中、3バーディー、4ボギーの73とスコアを1つ落としたもの、通算3アンダーと踏ん張って予選通過を決めた。日没サスペンデッドで競技を終了できなかった30選手を含め、暫定22位。初出場の昨年大会で予選落ちした石川は、メジャー大会6度目の挑戦で3度目の決勝ラウンド進出となった。

 石川は07、08年の大会覇者パドレイグ・ハリントン(アイルランド)らとともに午後の組でスタート。1番のティーショット直後に風が強まり、競技は一時中断。約1時間後に再開されると、第2打をピンまで3メートルに寄せてバーディー発進。続く2番ではボギーを叩いたものの、5番ロングで見事で2オンに成功。惜しくもイーグルはならなかったが、この日2つ目のバーディー奪った。

 6番でボギーを叩き、前半を通算4アンダーで折り返し。後半の13、16番でもボギー。それでも大きく崩れることなく、最終18番をバーディーで締め、通算3アンダーでホールアウトした。

 ▼石川遼の話 いつ連続ボギーが出てもおかしくないコンディションで、ぎりぎりのところで踏ん張れた。(同組のワトソンがこの会場に別れを告げ)こういう瞬間に立ち会えたことは一生の思い出。僕も泣いてしまった。

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2010年7月17日のニュース