11カ月ぶり復帰戦、セメンヤVも平凡タイム

[ 2010年7月17日 06:00 ]

 性別問題がクリアされた陸上女子800メートルの世界選手権覇者、キャスター・セメンヤ(19=南アフリカ)が15日、フィンランドのラッペーンランタで開かれた国際競技会の同種目で約11カ月ぶりに復帰し、2分4秒22の平凡なタイムながら優勝した。

 セメンヤは600メートル付近でスパートして完勝したが、昨年の世界選手権で出した1分55秒45の自己記録には遠く及ばなかった。セメンヤには昨年、急激な記録の向上や筋肉質の体に性別疑惑が浮上し、国際陸連が医学的検査を実施。6日に女性として競技出場を認めると発表したが、検査内容は明らかにしなかった。セメンヤは「2分4秒台を出せてうれしい。11カ月もレースに出られなかったのだから。これが新たなスタートだ」と話した。

続きを表示

2010年7月17日のニュース