藍“ぐっすり効果”で復調!首位と5差の22位

[ 2010年5月15日 06:00 ]

 USLPGAツアー・ベルマイクロ・クラシック第1日は13日、米アラバマ州モービルのRTJトレール・マグノリアグローブ(6532ヤード、パー72)で行われ、体調不良のため12日のプロアマ戦を欠場した宮里藍(24=サントリー)は2アンダーで回り、宮里美香(20=フリー)らと並んで首位と5打差の22位。世界ランク2位らしい安定感あるプレーで、復調をアピールした。上田桃子(23=ソニー)は2オーバーの89位と出遅れ。新人のアサハラ・ムニョス(22=スペイン)が7アンダーで首位に立った。

 米ツアー5年目で初のプロアマ戦欠場が奏功した。前夜は温かいスープを口にしただけで「半日以上寝てました」という宮里。メキシコ→日本→米国と回った連戦の疲れをたっぷりの睡眠で癒やし、5バーディー、3ボギーの2アンダーで22位発進。周囲の心配も、蒸し暑さも吹き飛ばした。
 練習ラウンドをしていないインからのスタートだったため前半は伸び悩んだが、「そのうち距離感が合ってくるだろう」と慌てなかった。後半の4番パー5で50ヤードの第3打を1メートルに付けてから、100ヤード以内のショットが次々とピンに絡み3連続バーディー。3番までで2オーバーとスコアを落としたが、そこから巻き返す底力を示した。
 ロレーナ・オチョア(メキシコ)が引退し、世界ランクは自己最高の2位。1位の申ジエ(韓国)とは0・12ポイント差で、この日も22位に並んだ。今大会の成績次第では1位奪取も可能だが「最終的な目標ではあるけれど、それよりも毎試合良くなるようにやるだけ」。午後は軽めのパット練習にとどめ「まだあすもあさってもあるので、きょうもゆっくり休みます」とマイペースを強調した。

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2010年5月15日のニュース