日本101点圧勝!7大会連続W杯王手

[ 2010年5月15日 16:32 ]

<日本・カザフスタン>後半25分、長友がトライを決める

 来年ニュージーランドで開かれるラグビーのワールドカップ(W杯)出場権を懸けたアジア5カ国対抗は15日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、7大会連続のW杯出場を目指す日本はカザフスタンに101―7で大勝し、3戦3勝で勝ち点を18に伸ばし、W杯出場に大きく前進した。カザフスタンは1勝2敗で勝ち点7。日本は前半2分にフッカー堀江(三洋電機)が押し込んで先制のトライ。33―7で折り返すと、後半も攻め手を緩めず計15トライを奪った。日本は22日に同ラグビー場で勝ち点12で2位の香港と対戦し勝つか引き分ければ文句なしで、負けても4トライを奪うか、7点差以内、または香港を3トライ以内に抑えればW杯出場が決まる。

 パスをつないで走り回る日本のスタイルが、3戦目でようやく発揮された。FWがラックを連取し、早い球出しからバックスのライン攻撃、キックパスと、多彩な攻め手で15トライ。充実した内容で、来年のW杯出場に大きく近づいた。
 開始早々、モール攻撃からフッカー堀江が先制トライ。「この2試合は立ち上がりが悪かった。きょうは最初から自分たちの流れでいけた」と堀江。17分にはライン攻撃に逆サイドから走り込んだWTB遠藤が突破し、相手を引きつけるパスでニコラス、平の両CTBが防御網をすり抜けてインゴールへ。後半はパスをつないで2本連続ノーホイッスルトライでスタート。最後まで攻撃の手を緩めず、後半だけで10トライを奪った。
 渋い表情の続いたカーワン・ヘッドコーチも「みんな技術も規律も良くなっている。きょうはうれしい」と満足げ。完成度を高めた日本がW杯へ突き進む。

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2010年5月15日のニュース