ツアー初優勝狙う１９歳藤本　２打差をキープ

　【フンドーキン・レディース】ツアー初優勝を狙う１９歳の藤本が踏ん張った。５番までに２ボギーをたたいたが、その後はボギーなしの５バーディーで６９をマークし、２打差５位の好位置を維持した。

　「ショットがよく、ボギーが出ても焦らなかった。後半はかみ合った」。８番（パー３）で第１打をピンそば１０センチに寄せ、この日最初のバーディーを奪って波に乗った。
　昨年は日本女子アマチュアを制し、プロテストも合格。ＬＰＧＡ新人戦加賀電子カップも勝った。今年は４月のフジサンケイ・レディースで２位に入ったが、前週のワールド・サロンパス・カップは「疲れで集中力を欠き、自分を見失った」と予選落ち。師匠の父親にしかられ、涙したという。
　「いかに自分を制御できるか」を課題にして臨んだ今大会。最終日も平常心を保つため、人気グループ「ＥＸＩＬＥ」の歌を口ずさんでラウンドするという。