戸辺、ディーンが1年生V/関東学生対校選手権

[ 2010年5月15日 18:34 ]

 陸上の関東学生対校選手権第1日は15日、東京・国立競技場で男女計7種目の決勝などを行い、男子走り高跳びは戸辺直人(筑波大)が2メートル20、同やり投げはディーン元気(早大)が71メートル89で制し、ともに昨年の高校総体優勝の1年生がタイトルを獲得した。女子1万メートルは斉藤千聖(城西大)が33分57秒12で初優勝。男女100メートルは予選を行い、男子で日本選手権覇者の江里口匡史(早大)は10秒52、女子で4連覇が懸かる高橋萌木子(平成国際大)は11秒81で、順当に16日の準決勝に進んだ。

 男子のフィールド種目で1年生が躍動した。走り高跳びは昨秋の新潟国体で2メートル23の高校新記録を出した戸辺が快勝。やり投げは、昨年の高校総体で円盤投げとの2冠を達成したディーンが勝ち、大学での競技生活を幸先よく滑り出した。
 193センチと長身の戸辺は「目標の2メートル20を跳べて満足。出るからには勝ちたかった」と笑顔で、父親が英国人のディーンは「勝つことが大前提だった」と満足そう。ともに7月の世界ジュニア選手権(カナダ)での表彰台を目標に掲げた。

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2010年5月15日のニュース