最終決戦の男女代表選手決定

[ 2008年1月28日 21:36 ]

笑顔で記者会見に臨む、日本男子代表に選ばれた宮崎大輔

 日本ハンドボール協会は28日、やり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選(29、30日・国立代々木競技場)に出場する日本代表の男女各15人を発表し、男子の宮崎(大崎電気)女子の田中(ソニーセミコンダクタ九州)の中心選手らが代表入りした。男女とも韓国との一発勝負で、勝者が五輪切符を手にする。

 男子は韓国の高さ対策で身長1メートル98の岩本(大崎電気)が復帰。女子は守備力の高い青戸(広島メイプルレッズ)が入ったのが選考の特徴となった。
 公式練習後に会見した宮崎は「昨年9月の予選より調子はいい。会場の応援が後押しになるので、結果で期待に応えたい」と笑顔と見せた。自身4度目の五輪挑戦となる田中は「最後まで戦い抜き、勝って五輪切符をつかみたい」と29日の決戦を前に落ち着いた表情で語った。

  ◆日本代表選手
 【男子】四方篤(ホンダ)坪根敏宏、下川真良、古家雅之、山口修、東長浜秀作(以上湧永製薬)末松誠、富田恭介、武田享(以上大同特殊鋼)門山哲也(トヨタ車体)豊田賢治、中川善雄、永島英明、岩本真典、宮崎大輔(以上大崎電気)
 【女子】飛田季実子、田中美音子、長野かづさ(以上ソニーセミコンダクタ九州)勝田祥子、水野恵子、佐久川ひとみ、坂元智子、東浜裕子、藤井紫緒(以上オムロン)植垣暁恵、青戸あかね(以上広島メイプルレッズ)早船愛子(ゴヤ=スペイン)金城晶子(マラガ=スペイン)谷口尚代(リーザ=ドイツ)小松真理子(カストロ=スペイン)

 ▼酒巻清治・日本男子監督の話 チームは短期間で戦える状態になった。多くのファンにいい試合をお見せしたい。わたしが(監督に)就任して日が浅いので100パーセントのチーム状況ではないが、戦う気持ちは強く持てると思う。

 ▼ベルト・バウワー日本女子監督の話 韓国は優れた選手が多いが、戦術は少ない。日本は組織的に戦い、各自が役目を果たせば力の差は埋められる。ハイテンポの試合になり、25点以上が入る展開になるかもしれない。予選が再試合になったのはフェアプレーの勝利。

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2008年1月28日のニュース