横審 朝青龍の帰国は常識の範囲内で

[ 2008年1月28日 20:50 ]

 大相撲の横綱審議委員会(横審)は28日、東京・両国国技館で開かれ、2場所の出場停止から復帰した初場所で優勝は逃したものの13勝を挙げた横綱朝青龍について、海老沢勝二委員長は「横綱として使命を果たした。十分に評価していい。あれだけの負けず嫌いで集中力もあるし、必ずや優勝争いに絡んでくると思っていた」と話した。委員会としても、横綱としての面目を保ったとの意見でまとまったという。

 場所後のモンゴルへの帰国について同委員長は「相撲協会の行事もある。一般的な常識の線を踏み外さなければいいと思う」との見解を示した。
 朝青龍との相星決戦を制して3連覇を果たした横綱白鵬に対し、海老沢委員長は「精神力が著しく強くなった」と高く評価。各委員からは、ふがいない大関陣の奮起を促す意見も出たという。

続きを表示

2008年1月28日のニュース