ウッズ通算62勝目 今田健闘2位

[ 2008年1月28日 09:49 ]

パーマーに並ぶ通算62勝目を挙げ、ギャラリーの拍手に応えるウッズ

 米男子ゴルフツアーのビュイック招待は27日、サンディエゴ(米カリフォルニア州)のトーリーパインズGC(パー72)で最終ラウンドを行い、第2日から首位のタイガー・ウッズ(米国)が71にまとめ、通算19アンダー、269で今季初勝利を挙げた。ウッズは米ツアー歴代4位のアーノルド・パーマー(米国)の通算62勝に並び、2000―03年のベイヒル招待(現アーノルド・パーマー招待)に続き、史上初めて2大会で4連覇を達成した。

 今田竜二が67とスコアを伸ばし、通算11アンダー、277で2位に入った。今田の2位は昨年5月のAT&Tクラシック以来。丸山茂樹は75で通算2オーバーの37位だった。

 ≪前人未到への夢膨らむ≫独走の最終日。ウッズは終盤に3つのボギーでスコアを落としたが、雨が降り始めた最終18番(パー5)で3メートルを沈め、バーディーを奪って優勝を決めた。「きょうの目標はアンダーパーで回ることだった。十分なリードがあったので、このスコアで勝ててよかった」と大きく右手を上げ、大声援に応えた。大会4連覇で、パーマーと並ぶ米ツアー通算62勝目をマーク。ツアーの出場試合では、3連続優勝を成し遂げた。今季の初戦ということもあり、序盤はショットの調子に不満足な様子だったが、最終日に向かうにつれて調子を上げた。「目指すレベルのゴルフには少しずつ近づいている。だが、満足することは絶対にない。まだまだいいプレーヤーになることができるはず」と話した。
 幼少のころから世界ジュニアで慣れ親しんだこのコース。6月には全米オープンが開催される。「ともかく僕の目に良く合い、グリーンの芝芽を読むことができる」と言う。この勝利で同じ年にメジャー4大会をすべて制する「年間グランドスラム」の夢が大きく膨らんだ。ウッズが前人未到の快挙に向け、最高のスタートを切った。

 ▼パーマー氏の話 おめでとう。(ウッズが)これからまだまだ優勝を重ねていくことに、確信を持っている。今後の世界中での活躍を願っている。(共同)

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2008年1月28日のニュース