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【衆院選】“高市さまさま”?自民党 裏金議員も続々当確 萩生田氏&丸川氏夫妻…重鎮斬りの大金星も

[ 2026年2月8日 20:31 ]

 第51回衆院選が8日、投開票され、自民党派閥の裏金事件に関係した候補者たちの元にも当選確実の一報が次々ともたらされた。

 高市旋風を象徴する結果が、各地で起きた。今回の衆院選では、裏金に関係した候補44人が党から公認を受け、各地でみそぎの戦いを繰り広げた。

 最も注目を浴びたのが、東京24区の萩生田光一氏。政治資金収支報告書に約2000万円が記載されていなかったとして、秘書が昨年、略式起訴で有罪判決を受けていた。公明党の連立離脱もあって、創価学会票が激減するピンチだったが、中道改革連合の新人議員を破って当選を確実とした。

 東京7区では、前回議席を失った丸川珠代氏が当選を確実にした。夫で同じく裏金事件に関わった大塚拓氏も、埼玉9区で当確。夫婦そろって国政に復帰する。

 裏金から一転、大金星を挙げた候補もいた。岩手3区では、自民党の藤原崇氏が、中道の重鎮・小沢一郎氏を退け、当選を確実にした。藤原氏は24年、14万円の裏金の還流を受けていたことが明らかに。公認を受けられず、同年の衆院選に落選していた。

 また、同じく不記載が明らかになっている北海道5区の和田義明氏、群馬4区の福田達夫氏も当選を確実にした。前回落選した福岡11区の武田良太元総務相は、高市早苗首相の応援も受けて復活当選。高市氏が首相官邸から動けなかった年末年始、武田氏がおせちと豚まんを送ったエピソードを紹介されるなど、高市旋風にあやかった。

 政治資金パーティー券の収入の一部を、多くの議員が政治資金収支報告書に記載していなかったことが明るみに出た、裏金事件。前回の衆院選でも「政治とカネ」が大きな争点になり、党は世論の批判を踏まえて裏金議員を非公認とした。その結果、20人以上が落選。国民の審判が下り、政界の浄化を期待する声が上がっていた。

 そんな中で自民は、今回の選挙でその方針を一転。裏金議員たちを公認し、比例との重複を認めるという厚遇ぶりだった。高市早苗首相(党総裁)は出演番組で、捜査機関などによる聴取を受け、国会でも説明を尽くしたことを説明。「たった1回過ちがあった、間違いがあった、不記載があったということで、もう二度と政治家になってはダメだということではない」と強調した。

 事件発覚後、政治資金規正法の改正は道半ばだが、今回の結果は「みそぎは済んだ」との有権者からのメッセージなのか。それとも、高市人気の功罪となるのか。議員バッジを与えられる候補者たちは、今後の活動で示す必要がありそうだ。

 戦後最短の12日間で争われた、真冬の短期決戦。465議席に対し、1285人が立候補した。うち女性候補は313人で、過去最多だった。

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