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清水17位降格…静岡勢がJ1から初めて消える 2度の勝ち越しも守備崩壊4失点

[ 2022年11月6日 04:36 ]

明治安田生命J1最終節   清水3ー4札幌 ( 2022年11月5日    札幌D )

<札幌・清水>J2降格に肩を落とす清水イレブン(撮影・高橋茂夫)
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 清水は敵地で札幌との打ち合いに敗れ、17位で7年ぶり2度目のJ2降格が決定した。既に磐田の降格も決まっており、来季は初めてJ1から静岡勢が姿を消すことになった。

 清水は今季、昨季途中就任でチームを残留へと導いた平岡監督体制を継続。だが開幕から不振が続き、5月末にブラジル人のリカルド監督(51)を招へいして再起を図った。夏にはC大阪と契約解除した元日本代表FW乾らを補強。それでも一度狂った歯車は元に戻らなかった。この日も先制を許したあと、2度の勝ち越しに成功したが、守備が崩壊し4失点。奇跡は起こせなかった。

 関係者によれば、自身の去就について「クラブが判断すること」と話した大熊清GM(58)ほか、リカルド監督も退任が濃厚。後任候補には、浦和退団が決まったリカルド・ロドリゲス監督(48)らの名前が挙がっているという。“オリジナル10”の名門は来季、新たな体制で1年でのJ1復帰を目指すことになる。

 《16年以来のJ2》過去、清水がJ2でプレーしたのは16年のみ。既に降格決定の磐田は14、15、20、21年にJ2で戦っており、同時降格は初めて。来季のJ1では史上初めて静岡県勢のチームが姿を消すことになる。なお、カタールW杯日本代表でも静岡県勢は過去最少のDF伊藤ただ一人となっている。

 《降格チームから初、サンタナ得点王》14得点の清水FWチアゴ・サンタナが得点王に輝いた。清水ではJ129シーズン目で初の獲得者になった。14得点でタイトル獲得は19年横浜のFWマルコス、仲川の15点を下回り史上最少。また、降格チームから得点王が生まれたのは史上初めてだ。

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2022年11月6日のニュース