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頭で初ゴール!大暴れの三笘「初めて結果が出た。ヘディングができると思われればいい」

[ 2022年11月6日 10:28 ]

イングランド・プレミアリーグ   ブライトン3―2ウルバーハンプトン ( 2022年11月5日    英国・ウルバーハンプトン )

相手選手と競り合う三笘(AP)
Photo By AP

 ブライトンの日本代表MF三笘薫(25)がアウェーのウルバーハンプトン戦でプレミアリーグ初ゴールを含めて全3得点に絡む活躍で3―2の勝利に貢献した。

 4―2―3―1布陣で中盤の左サイドに入って先発すると、前半10分に左サイドから狭いスペースに右アウトサイドで絶妙なパスを通して先制の起点となった。その後は2失点して逆転を許したが、前半44分には右クロスに競り合ってヘディングで同点弾。直後のアディショナルタイムには快足を飛ばしてロングボールに抜け出し、ファウルで止めた相手の退場を誘発した。

 後半は退場で10人となった相手から、なかなか勝ち越し点を奪えなかったブライトンだが、後半38分に待望のゴール。左サイドを深くえぐった三笘がゴール前に折り返してグロスの決勝点の起点となった。

 前節10月29日のチェルシー戦では初先発して初アシストを記録した際は「手応え?全然感じていないですね。そこまで良いプレーも多くなかった」と厳しい自己評価だったが、この日は「初めて結果が出たんでそこは評価できる。勝つことが大事なんで次につながった」と自身の活躍と連勝に満足感を漂わせた。

 開幕から13戦目で飛び出した待望のプレミア初ゴールは予想外のヘディング弾。「とっさに跳んでいた。自分でも驚いたが、アダム(ララーナ)がああいうところにくれるというの分かっていた。パスを褒めないと」。さらに「不思議な感じだけど、これでヘディングができると思われればいいこと。もともとそんなに苦手ではない。入って良かった」と振り返った。

 この日はゴールだけでなく持ち味を全開。先制の起点となったパスは予備動作なしで相手2人の間を通した。

 「(相手が)1対1を警戒して距離を取っていた。レオ(トロサール)が見えたんで、いいタイミングで出せたかな。(アウトサイドのパスは)タイミングが分かりにくいところがある。自分の特長」と胸を張った。

 快足を飛ばして後方からの浮き球のロングパスに抜け出し、相手DFの退場を誘発した場面に関しても「(最終ラインの)ダンクが素晴らしいボールをくれた。ファーストタッチで決まったかな」と満足げ。相手のスライディングをかわし、ゴールライン際までえぐって決勝点の起点となった折り返しには「キックフェイントしたらやっぱ(相手が)滑るんで。あの形になれば」と手応えを口にした。

 チーム内での存在感を強め、20日開幕のW杯に向けて弾みをつける試合になった。

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2022年11月6日のニュース