×

札幌・小野が現役続行 一時は引退考えるも決断 来季もJ1最年長としてプレー

[ 2022年11月6日 06:00 ]

明治安田生命J1最終節   札幌4―3清水 ( 2022年11月5日    札幌D )

小野伸二
Photo By スポニチ

 札幌の元日本代表MF小野伸二(43)が来季も現役を続行することが5日、分かった。一時期は引退も考えていたが、シーズン中盤以降に体のコンディションも良くなったことで現役続行へと気持ちが傾いた。

 10月18日には、ともに日本サッカー界を引っ張ってきた1学年上の横浜FC・中村俊輔が現役引退を表明。小野は「俊くんもいろんなケガとかで離脱もして、僕もそうだけど思いっきりできないもどかしさがあったと思う」と話していた。「僕自身もいずれは絶対にそういう時が来る」とも語っていたが、来季はプロ26年目のピッチに立つ道を選択。今季に続きJ1最年長としてプレーする。

 今季の出場は天皇杯の先発1試合と、リーグ戦の途中出場1試合のみ。だが、チーム内でその存在は大きく、精神的支柱としてJ1残留に貢献した。練習ではチームメートや観覧するサポーターから感嘆の声が漏れるプレーを連発する。今でもその技術や振る舞いは若手の最高の手本だ。自身も若手の成長の一助になることにやりがいを感じており、まだまだ選手としてピッチで伝えられることがあると考えている。

 来年は背番号と同じ44歳になる。天才がピッチに立ち続ける意義は日本サッカー界にとっても大きい。

続きを表示

2022年11月6日のニュース