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J2甲府歴史的Vにスポンサー「はくばく」公式サイト“パンク”県民も歓喜「信玄も果たせなかった日本一」

[ 2022年10月16日 17:25 ]

第102回天皇杯決勝   甲府1―1広島 ( 2022年10月16日    日産ス )

<天皇杯決勝 甲府・広島>PK戦で広島4人目の選手のキックを止めた甲府GK河田はガッツポーズ。胸にはスポンサー「はくばく」の名が刻まれている(撮影・西海健太郎)
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 第102回天皇杯決勝は16日、日産スタジアムで行われ、初の決勝進出を決めたJ2甲府はJ1広島と激突。1―1のまま延長戦を含めた120分の死闘でも決着つかず。最後はPK戦を5―4で制し、悲願の日本一へと輝いた。J2勢の優勝は11年度のFC東京以来2度目。当時はJ2チーム同士の決勝だったため、J1勢を下しての優勝は大会史上初の快挙となった。

 劇的なJ2甲府の天皇杯制覇に沸いたのは日産スタジアム、そして山梨県民、甲府市民だけじゃなかった。緊迫のPK戦に心臓を「バクバク」させながらテレビやラジオなどで結果を見守った全国のサッカー、スポーツファンは、下克上を成し遂げた甲府イレブンの胸に刻まれた「はくばく」が自身の心臓の音と重なり?気になった模様。PK戦を制し歴史に名を刻んだ瞬間から、「はくばく」の公式サイトにアクセスしにくい状態に。一時的につながらない“パンク状態”となった。

 その「はくばく」とは山梨県に本社を置く食品メーカー。社名は「白麦」の意だという。大麦・玄米・雑穀などの穀物を加工した商品を幅広く展開し、特に同社の麦茶や雑穀米は山梨県民だけでなく幅広く愛される人気商品として有名。2000年から「ヴァンフォーレ甲府」の公式スポンサーとして、地域に密着した応援を繰り広げている、まさに甲府の“応援団長”だ。

 SNS上でも「はくばくのサイト重すぎないか!?」「サイトに繋がらない」「武田信玄も果たせなかった日本一おめでとうございます」「はくばくを胸に抱いたユニフォームの覇者、最高にカッコいい!!」など歓喜と驚きの声が上がっている。

 ≪元日決勝から今年は秋開催≫これまで「元日の決勝」がサッカー界の風物詩となってきた同大会だが、11月20日から12月18日まで「W杯カタール大会」が行われることから今季は“秋のビッグマッチ”として開催。試合会場も国立競技場ではなく、今年は日産スタジアムで開催されることになった。なお、昨季も「元日の決勝」ではなく12月19日に国立競技場で開催。これは12月に日本で行なわれる予定だったFIFAクラブW杯が、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を受け日本での開催を断念。この影響により、空いた日程に天皇杯の試合が組み込まれた。

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