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大分が今季ホーム最終戦で山形に完敗 J1昇格へのプレーオフ1回戦に向け、4位浮上かける

[ 2022年10月16日 18:30 ]

明治安田生命J2第41節   大分0―3山形 ( 2022年10月16日    昭和電工 )

Jリーグ

 大分は今季最多12187人の観客がかけつけたホーム最終戦を勝利で飾れなかった。J1昇格プレーオフ進出を狙う山形に完封負けで連勝は「3」でストップ。9試合ぶりの黒星を喫した。

 前半終了間際の50分に先制点を許すと、後半4分、守備のミスからオウンゴールを献上。2点を追う苦しい展開に、前への圧力を強め分厚い攻撃を仕掛けた。シュート数も相手の4本に対し12本。圧倒的に攻め込みながらも、放ったシュートがポストに阻まれるなど運もなくノーゴールに終わった。終了間際の後半47分にはとどめを刺される3点目を奪われた。

 試合後のセレモニーであいさつに立った下平監督は「きょうのゲームはとても悔しい。この負けを次の琉球戦、プレーオフにつなげていかなければ意味がない」と唇をかんだ。ただ、前向きに進むため「皆様のパワーを選手、スタッフにお送りいただきたい」と観客に懇願。大ファンだったという亡くなったアントニオ猪木さんのパフォーマンスを用いて「J1行くぞー!1、2、3ダー!」と観客と一緒に声を上げ、力強くJ1昇格を誓った。

 ラスト1戦を残し、順位は4位か5位が確定した。J1昇格へのプレーオフ1回戦は3位と6位、4位と5位が対戦。会場は上位チームのホーム、そして同点の場合は上位チームの勝利となるため順位は1つでも上げて終わりたい。

 この日、4位の熊本も敗れたため勝ち点差は1のまま。5位で挑む最終戦・アウェー琉球戦を勝利で締め逆転での4位浮上を狙う。

 ≪熊本は終了間際の失点で敗戦≫4位の熊本はアウェーで昇格プレーオフを目指す仙台と対戦。前半4分に先制されるも、後半30分にセットプレーから菅田のヘディングゴールで同点に追いつく粘りをみせた。だが試合終了間際の同47分にセットプレーから勝ち越しゴールを決められ敗戦。勝ち点「67」から積み上げられず、目標に掲げた「70」の達成はお預けとなった。大木監督は「1失点目が良くなく前半引きずった。そこが一番悔やまれる」と悔しさをにじませた。J1昇格を決めた横浜FCとのホーム最終戦へ向け「修正よりも続けてやっていくことが一番」と意気込み。今季築き上げてきたプレーを最大限に発揮して勝利をつかみ、4位フィニッシュと勝ち点「70」を達成する。

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2022年10月16日のニュース