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横浜 Vお預けどころか…川崎Fと勝ち点差「2」最下位・磐田にまさかの敗戦

[ 2022年10月13日 04:41 ]

明治安田生命J1第27節   横浜0―1磐田 ( 2022年10月12日    日産ス )

<横浜・磐田>まさかの敗戦に横浜イレブンはサポーターに頭を下げる(撮影・西川 祐介)
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 明治安田生命J1リーグは各地で5試合が行われ、3年ぶり優勝に王手をかけている首位の横浜はホームで最下位の磐田に0―1で敗れた。2試合続けて下位相手に得点を挙げられず今季初の連敗を喫し、優勝決定は29日の第33節以降に持ち越しとなった。一方で、2位の川崎Fはホームで京都に3―1で快勝。連勝で2節前に8あった勝ち点差を2に縮め、残り2試合でリーグ3連覇に望みをつないだ。

 横浜イレブンに、見えない重圧がのしかかっていた。相手が17位だった8日のG大阪戦に続き、今度は最下位チームからまさかの連続パンチを食らった。優勝に王手をかけてから今季初の連敗に、初の2試合連続無得点。「今はシーズンの中でも難しい時期。フラストレーションがたまる試合が続いている」とマスカット監督がため息をついたように、優勝に“王手”をかけてから8あった勝ち点差は一気に2まで縮まり、優勝争いは一気に混沌(こんとん)としてきた。

 好機を多くつくりながら決め手を欠いたまま迎えた試合終盤、カウンターから磐田の高卒ルーキーMF古川に決勝弾を許した。肌寒さを感じさせる秋の平日ナイター。日産スタジアムのゴール裏で、選手を鼓舞したサポーターの声援に応えることはできなかった。

 2週間以上のリーグ中断期間を経て迎える残り2試合は、いよいよ負けられない戦いになる。主将のMF喜田は「本当に上にいる力があるかを試されている。自分たちでまいた種は自分たちで回収するしかない」、水沼も「どんな手を使ってもゴールをこじ開ける、ネットを揺らす」と言葉を絞り出した。くっきり視界に捉えていたはずの優勝が、にわかにぼやけ始めた。

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2022年10月13日のニュース