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川崎F V諦めん!3発快勝で横浜と勝ち点差「2」 3連覇へ“奇跡”起こす

[ 2022年10月13日 04:39 ]

明治安田生命J1第25節   川崎F3―1京都 ( 2022年10月12日    等々力 )

<川崎F・京都>前半、先制ゴールを決めガッツポーズする谷口(奥)(撮影・久冨木 修)       
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 試合終了直後、万雷の拍手が起こった。電光掲示板に映し出された他会場の結果。横浜が敗れ、勝ち点差が「2」まで肉薄したことを川崎Fの選手も初めて知った瞬間だった。FW小林は「まさかですね。最後まで何が起こるか分からない」と驚き、DF谷口は「信じていれば何か起こせると思って戦っていた」とうなずいた。

 まずは谷口が値千金の先制点。開始9分、CKの流れからスペースに絶妙に入り込んでMFチャナティップのクロスを頭で合わせた。「(W杯)メンバー発表の時期は近づいている。いろんなところで存在感を出さないといけない」。自身の価値を証明し、主将として率いる川崎Fを勢いに乗せる一発。チームはその後も攻撃の手を緩めず、後半16分までに3点を奪って勝負をつけた。

 鬼木監督は言う。「奇跡と呼ばれる言葉がある以上、可能性がある」。選手はその言葉を真っ正面から信じ、付いていっている。小林は「(鹿島を大逆転した17年の)初優勝のときに鬼さんが言っていたことが現実になったので、妙に説得力がある」と明かす。19年は横浜に阻まれた3連覇。ぼやけていたタイトルが、くっきりと見え始めた。

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2022年10月13日のニュース