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麻也 シャルケ電撃加入!W杯初戦で激突ドイツを学ぶ “親友”ウッチー在籍時に観戦した縁も

[ 2022年7月6日 04:30 ]

ドイツ1部・シャルケへの移籍が決定した吉田
Photo By スポニチ

 今季ドイツ1部に昇格したシャルケは5日、日本代表主将のDF吉田麻也(33)を獲得したと発表した。6月末にイタリア・セリエAのサンプドリアを退団しており、延長オプション付きの1年契約を結んだ。日本は今冬のW杯カタール大会1次リーグでドイツと対戦することが決まっており、3大会連続W杯出場が確実な吉田にとってはライバル国を知る最高の環境になりそうだ。

 注目が集まっていた主将の去就問題が急展開した。吉田は日本代表として臨んだ6月の親善試合終了後は関東近郊の施設で自主トレをしていたが、急きょ切り上げて4日に離日。行き先はドイツで、5日にメディカルチェック。公私で仲の良い内田篤人氏が7年間プレーしたシャルケへの加入が決まった。

 吉田はクラブを通じ「以前、内田篤人が右サイドバックでプレーしていた時にスタジアムで試合を見たことがある。長年、ブンデスリーガを興味深く見ていた。だからついにその一員になれることをうれしく思う」とコメントした。

 シャルケは1シーズンでの1部復帰に大きく貢献した日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)が退団。その穴を埋めるセンターバックを探していた。フランク・クラマー監督は「守備を組織できるピッチ上のリーダーを獲得できた。落ち着いたプレースタイルであらゆる局面で安定感をもたらしてくれるだろう」と吉田への信頼を口にした。

 11月開幕のW杯カタール大会を集大成と位置付ける絶対的DFリーダーは、6月末にサンプドリアを退団。新天地について「試合に出なきゃいけない」と口にしつつ「よりレベルの高いところでプレーしたい」と海外でのプレー継続を希望していた。MF遠藤航(シュツットガルト)ら多くの日本代表選手が在籍するドイツ1部は8月5日に開幕。シャルケは7日にケルンと対戦。W杯中断前ラストの11月12日には、10連覇中のバイエルン・ミュンヘンとの対戦が組まれている。FWミュラーやFWサネらドイツ代表の主軸を数多くそろえる世界トップレベルとの一戦は、吉田自身にとって肌感覚で強さを測れる絶好の機会となる。

 日本サッカー界初のW杯ベスト8入りを目指すカタール大会。リーグ優勝7回を誇る古豪でスタメンを勝ち取り、自身3度目のW杯へ最高の準備を進めていく。

 ▽シャルケ 1904年にドイツ西部ゲルゼンキルヘンをホームに創設。63年のブンデスリーガ創設以前にドイツ1部で7回優勝。ドイツ杯優勝5回で、97年にはUEFA杯(現欧州リーグ)を制した。昨季は31季ぶりに降格した2部で優勝して1部復帰。10~17年にDF内田篤人が在籍し、昨季はDF板倉滉がプレー。フランク・クラマー監督(50)。ホームスタジアムはフェルティンス・アレナ(6万2271人収容)。

 ≪蘭→英→伊→独、日本人DF初の3大リーグ経験≫欧州4大1部リーグ(プレミア、スペイン、ドイツ、セリエA)のうち、複数のリーグでプレーした日本人選手の最多は、FW岡崎慎司、FW武藤嘉紀の3。ともにドイツ→プレミア→スペインと渡り歩いた。プレミア、セリエAでプレー経験のある吉田はシャルケ移籍で2人に並び最多。DFでは初の“3大リーグプレーヤー”となる。

 ◇吉田 麻也(よしだ・まや)1988年(昭63)8月24日生まれ、長崎県出身の33歳。名古屋U―18から07年にトップ昇格。10年1月にVVVフェンロ(オランダ)、12年8月にサウサンプトン(イングランド)へ移籍。20年1月にサンプドリア(イタリア)に加入し、先月末で契約が満了した。日本代表デビューは09年で国際Aマッチ通算119試合出場は歴代4位。W杯は14年ブラジル、18年ロシア、五輪は08年北京、12年ロンドン、21年東京に出場。1メートル89、87キロ。利き足は右。

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2022年7月6日のニュース