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サッカーW杯カタール大会8強へ 反町技術委員長“ビッグクラブ流”スタッフ3増

[ 2022年5月21日 05:30 ]

11.21開幕 カウントダウン・カタール

反町技術委員長(日本サッカー協会提供)
Photo By 提供写真

 6月の4試合に臨む日本代表28選手が20日に発表され、DF伊藤洋輝(23=シュツットガルト)がただ一人初招集された。W杯カタール大会(11月21日~12月18日)は21日で開幕まで半年。森保一監督(53)は30日からの合宿で本格的な準備に着手する。本紙ではW杯関連企画「カウントダウン・カタール」(随時掲載)をスタート。第1回は日本サッカー協会の反町康治技術委員長(58)の単独インタビューを届ける。

 ――W杯本大会ではドイツ、スペインと同組。6月のマッチメークの狙いは?
 「強豪と戦うことで競技力は高まる。欧州はネーションズリーグがあるので南米、アフリカに絞られ、南米からはブラジル、パラグアイ、チリ、アフリカからはW杯に出るガーナとチュニジアが手を挙げてくれた。森保監督からは、ぜひアフリカとやりたいというリクエストもあった」

 ――森保監督がアフリカ勢との対戦を希望した理由は?
 「アフリカとの試合では、選手のスプリント数が増えたり、日本のパフォーマンスの数値が上がると言っていた。ガーナ、チュニジアはW杯に出るので強化に力を入れていて、生半可な気持ちで日本に来るわけではない。最良の相手だと思う」

 ――サポートする立場として本大会までにやるべきことは?
 「マッチメークも、スタッフ増員もリクエストにはなるべく応えたい。スタッフで言うと今年フィジオセラピスト(理学療法士)を1人加えた。今までマッサージをしたり、ハリを打ったりするトレーナーが4人の態勢だったが、今年から5人態勢にした」

 ――トレーナーが1人増えたということ?
 「東京五輪では三笘(薫)と上田(綺世)がなかなかフィットしなかった。その反省も踏まえ、加えた。例えばケガをして3日休んだら良くなるが、3日間のトレーニングを取り戻すのは難しい。この3日間が大事。フィジオセラピストがコントロールして、すぐ試合に出られるように体力を維持しておかないといけない。ここが足りなかった」

 ――セットプレーコーチも招へいした。
 「セットプレーに関しては最終予選を通じて失点はあるのに、得点ができなかった。その反省をもとにセットプレーコーチを加えて兵力を高めた。欧州のビッグクラブでは常駐で1人を置いている。日本では守備はGKコーチ、攻撃は他のコーチが担当するというチームが多い。日本代表もそうだったが、処理すべき情報が多いので専門性を持ったコーチがやった方がチームとしてレベルが上がる」

 ――セットプレーコーチは攻撃と守備の両方を担当するのか?
 「そうだ。スローイン、ゴールキック、キックオフもある。今の代表には、ヤット(遠藤保仁)とか(本田)圭佑とか(中村)俊輔のようにゴール前のFKを決めるスペシャルキッカーがいない。そういう意味でも工夫が必要だと思う」

 ――その他の分野で増員はあるのか?
 「テクニカル、つまり分析も2人でやってきたが、6月から1人増やす。1人は欧州でドイツやスペインの試合やプレーオフを見てもらう。2人態勢だと日本に残るのが1人だけになるのでキリン杯などの準備が難しくなる。3人にすれば2人で代表の準備もできる。そういう環境面で心配のない形でW杯を迎えられるように、キックオフの笛が鳴るまで準備していく」(取材・構成 福永 稔彦)

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