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浦和の一部サポーターの“ルール違反”が止まらず 試合中にも声出しでチームを鼓舞

[ 2022年5月21日 19:05 ]

明治安田生命J1第14節第1日   浦和1─1鹿島 ( 2022年5月21日    埼玉 )

<浦和・鹿島>応援する浦和サポーター(撮影・西海健太郎)
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 もはやクラブからの厳重注意も意味をなさないのか。浦和がホームに鹿島を迎えた21日、またもやゴール裏に陣取る浦和サポーターの一部が応援歌を高らかと歌った。後半35分過ぎ、ヒートアップする展開とともに手拍子のボリュームも上がった。すると、それに乗るように歌声がスタジアムに流れた。

 試合は1―1で終盤を迎えており、気持ちがこもるのは分かる。しかし、Jリーグが定めたルールには明確に“違反”している。試合前には選手のバス入場の際、一部の浦和サポーターがスタジアム外で現段階では禁止されている声出し集団応援を敢行。ノーマスクでフェンスに上って応援するサポーターも現れるなど、警備員が対応して会場が騒然とした雰囲気に包まれた。

 クラブからは集まったサポーターに厳重注意が与えられ、さらに試合中に同じような行為があってはならないということを改めて伝えられた。しかし、試合前も試合中も約束が反故されたことになる。

 Jリーグは6月上旬から「声出し応援エリア」の実証実験を行った上で、希望するすべてのクラブが声出し応援エリアを導入できるように方針を示している。ブーイングや罵声も含め、今回の「声出し」はそれに水を差すような行為だ。模範となるべき“オリジナル10”が積極的にルールを破っては、掲げられた「PRIDE OF URAWA]の文字もただ空しいだけだろう。

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