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【Jトピ~データで読み解く】鹿島FW鈴木優磨が「ゴール+アシスト」2桁一番乗り 数字が献身ぶり裏付け

[ 2022年5月18日 06:00 ]

前線からチームをけん引する鹿島・鈴木優磨
Photo By スポニチ

 今季ベルギーから2年半ぶりにJ1鹿島に復帰したFW鈴木優磨(26)が14日の札幌戦で2ゴールを挙げ、今季チーム最多4得点での勝利に貢献した。開幕から全試合で先発出場を続けている背番号「40」が、常勝軍団復活のキーマンとしてチームを前線からけん引している。(記録課)

 鈴木はシーズン開幕戦となった2月のG大阪戦、復帰初戦でいきなり得点を挙げると、3月の第5節湘南戦ではMFアラーノのゴールを演出し初アシストを記録。今季6得点はリーグ3位タイで、アシスト4は全選手でトップタイ。得点+アシスト計10は唯一の2桁で、攻撃において何でもこなすオールラウンダーとして活躍している。

 ハードワークを惜しまず、前線から積極的にプレスをかけて守備でも貢献している。ピッチを6分割した相手ゴールから1番目のエリアでの「こぼれ球奪取」13回はリーグ最多。前出の札幌戦でも積極的にプレスをかけ、前半6分のFW上田のゴールにつながるアタックを仕掛けた。

 相手のプレッシャーに負けないフィジカルの強さも特長で、タックルを受けてボールを保持した「被タックル保持」24回(被タックルは51回)は全選手最多。保持率47・1%は被タックル35回以上の19人の中で最も高い。空中戦勝利も日本人FWではトップの49回と強さを誇っている。

 2トップを組む上田とも好連係を見せ、お互いの動きを理解しゴールを量産。横浜に次ぐリーグ2位の21得点中、2人が挙げたのが半数以上の14点。上田の8ゴールのうち、2得点が鈴木のアシスト。他にもポストプレーやスペースを空ける動きなど、数字には表れないプレーでゴールを演出している。

 欧州移籍前の18年には、11得点10アシストと“ダブルダブル”を達成している。6シーズンぶりのリーグ制覇のためにも今季も達成し、クラブの歴史にその名を刻む。(データ提供・データスタジアム)

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