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戦列復帰したアーセナル冨安をクラブOBのユングベリ氏やアルテタ監督が称賛

[ 2022年4月24日 20:41 ]

プレミアリーグ   アーセナル3―1マンチェスター・ユナイテッド ( 2022年4月23日    英国・ロンドン )

<アーセナル・マンチェスターU>左ふくらはぎ痛から戦列復帰し、1月20日以来の出場を果たした冨安(AP)
Photo By AP

 左ふくらはぎ負傷から約3カ月ぶりの戦列復帰を果たしたアーセナルの日本代表DF冨安健洋(23)をクラブOBや指揮官が絶賛した。冨安は3―1で制したマンチェスターU戦で後半アディショナルタイムから出場。時間こそ短かったものの、右ウイングバックとしてプレーし、攻撃参加でボールを持ち上がった際にはC・ロナウドのファウルを誘発して相手エースに警告が出る場面もあった。

 このプレーにアーセナルが無敗優勝した03~04年シーズンのメンバーで19~20年シーズンには暫定監督を務めたこともある元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリ氏が「スピードに乗ったアタックに、C・ロナウドはファウルで止めざるをえず、警告を受けた。出番は短かったが、復帰直後とは思えないほど動きが鋭かった」と絶賛。「長期間離脱していたが、チームにとってシーズン終盤の大事な時期に復帰してくれたのは大きい」と復帰を歓迎した。

 今季加入して前半戦でインパクトを残した冨安に関しては「素晴らしい補強になったと思う。ここまで、彼に対する印象は非常に良い。高さがあって、フィジカルプレーにも強い。チームのボール保持時には確かなテクニックで力になっている」と指摘。「加入直後の試合では右サイドバックながら(試合中に)やや中央に位置を移し、(本来の)4バックから3バックの形になる難しい役割をこなしていた。ミケル(アルテタ監督)の戦術にもフィットしている」と高く評価した。

 また、アルテタ監督も「彼はサポーターの大声援に値すると思う。この数カ月間、困難な時間を過ごしてきた。しかし、毎日努力している姿を見てきたし、彼自身が復帰をどれほど喜んでいたか、どれだけの時間を費やしてきたかを見れば、あれほどの声援を受けるのにふさわしい」と称えた。

 来季欧州チャンピオンズリーグ出場権が懸かる残り5戦で圏内の4位に浮上し、ラストスパートが重要になってくる時期の冨安復帰は、故障者が続出していたチームにとって追い風となりそうだ。

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2022年4月24日のニュース