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パリSGがリーグ最多記録に並ぶ10回目の優勝も、CL早期敗退でレオナルドSDは反省

[ 2022年4月24日 10:27 ]

喜ぶメッシ(右)とマルキーニョス(AP)
Photo By AP

 サッカーのフランス1部で首位を独走するパリ・サンジェルマンは23日、ホームでRCランスと1―1で引き分け、4試合を残して2季ぶりの王座奪回を果たした。優勝10回はサンテティエンヌに並ぶリーグ最多記録となった。

 左アキレス腱負傷から2戦ぶりに復帰したFWメッシが後半23分に先制点。しかし、同43分の失点で優勝決定の瞬間を白星で飾ることはできなかった。今季はブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWエムバベの強力コンビに加え、バルセロナを退団したアルゼンチン代表FWメッシが加入。悲願の欧州チャンピオンズリーグ(CL)初優勝への期待が高まったものの、主力の故障が相次いでベストメンバーがそろわず、連係不足が指摘された。それでも圧倒的な戦力で国内リーグでは開幕8連勝を記録するなど早々に抜け出し、2季ぶりのリーグ優勝はノルマとも言える状況だった。

 欧州CLは決勝トーナメント1回戦第1戦でレアル・マドリードに1―0で先勝。敵地の第2戦も先制して2戦合計2―0としながら、そこから相手FWベンゼマのハットトリックで逆転負けを喫する屈辱を味わった。リーグ王座奪回では満足できないサポーターも多く、この日も優勝決定から数分後にはスタジアムから引き揚げる姿が目立ったという。

 MFマルキーニョス主将は「去年は優勝できずに傷ついた。可能な限り、この優勝を喜ばないと」と語ったが、レオナルド・スポーツディレクターはシーズンを総括して反省。「補強やマネジメントでミスがあった。結果に影響したかもしれない」と振り返った。サポーターのネガティブな反応にも「期待が大きければ失望も大きい」と理解を示した。また「我々は責任を取らなければ。決断はオフシーズンに成されるだろう」と語り、自身の去就を含めた体制変更の可能性を示唆した。

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2022年4月24日のニュース