×

福岡 1次リーグ突破に王手 クルークス&デルガドのアベック弾で鮮やか逆転勝ち

[ 2022年4月24日 05:30 ]

ルヴァン杯1次リーグ第5節   福岡2-1湘南 ( 2022年4月23日    ベススタ )

<福岡・湘南>後半16分、勝ち越しゴールを決めた福岡のフアンマ・デルガド(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 D組の福岡が首位の湘南に2―1で逆転勝ちし、両チームが勝ち点9で並んだ。福岡は5月18日のFC東京戦で引き分け以上なら、自力での1次リーグ突破が決まる。

 福岡が逆転勝ちで1次リーグ突破に王手をかけた。今季目標に掲げた「カップ戦ベスト4」へ大きく前進する勝利。この日51歳の誕生日を迎えた長谷部茂利監督は「勝てば自力で突破できる。昨年に比べて一歩も二歩も成長を感じる」と目尻を下げた。

 頼もしい助っ人たちがチームを勝利に導いた。1点を追う後半10分にMFクルークスが得意の左足で目の覚めるようなミドル弾を突き刺し、「シュートは自分の武器。ファー側にGKが動いたのでニアに蹴った。それがはまってチャンスで決められた」と喜んだ。

 ペナルティーエリア右の距離がある場所からでも光った観察力と判断力。パスを送った北島には「自分のストロングを理解してくれている。クロスじゃなくパスを選択してくれた」と感謝した。北島は「ジョルディ(クルークス)は練習でもあの位置から9割くらい決めてる。いかにフリーの状態でボールを渡すかが僕の仕事」と安どの表情を浮かべた。

 同16分にはFWフアンマ・デルガドが今季自身初得点となる勝ち越しゴール。志知からのクロスを頭で完璧に合わせた一発に「練習を重ねてきた。得点に勝利に貢献できてとてもうれしい」と胸を張った。

 次戦引き分け以上でベスト8入りした2016年以来の突破が決まる。フアンマは「今日のいいところがリーグ戦につながれば勝ちを重ねられる」とも話した。現在14位と苦しむリーグ戦にも弾みがつく勝利となった。(村田 有子)

続きを表示

2022年4月24日のニュース