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中田浩二氏 4―3―3に慣れ攻守で自信深めた伊東…次につながる勝利

[ 2022年2月2日 05:30 ]

カタールW杯アジア最終予選B組   日本2ー0サウジアラビア ( 2022年2月1日    埼玉 )

<日本・サウジアラビア>1得点1アシストの活躍を見せた伊東(左)(撮影・光山 貴大)
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 【中田浩二 視点】伊東は中国戦と違って縦だけでなく、中に入ったり中から外に出る動きをしたため、相手はつかまえにくかった。スペースがあれば酒井も前に出られるので、連係も良かった。

 酒井の縦パスから伊東がクロスを上げて先制点につなげた場面は、相手DFが先に追いつくと思ったところを伊東が先にボールに触って突破した。持ち味のスピードが生きたシーンだった。ゴールもいいコースに打った。個の力で相手のマークをはがせるので、日本の大きな武器になっている。

 さらに守備でも献身的な動きで戻り、サウジアラビアの左SBシャハラニのオーバーラップを阻止して仕事をさせなかった。全体的にも守田、田中、酒井らのパフォーマンスが良く、伊東が周りと絡むことで攻撃の幅が広がっていた。

 4―3―3のシステムに慣れたことも大きく、中盤の距離感が良かった。この勝利は大きい。今まで苦しんだが、自信になったはずで次につながると思う。(元日本代表DF)

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2022年2月2日のニュース