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大津・山城監督 関東第一の準決勝辞退に「動揺隠せず」 改めて共有した「九州を背負ってプレー」

[ 2022年1月8日 14:22 ]

 第100回高校サッカー選手権に出場している大津(熊本)の山城朋大監督が8日、オンライン取材に応じた。同日に国立競技場で関東第一(東京B)と準決勝を戦う予定だったが、相手チームの選手2人から陽性反応が認められたため同校の辞退が前日に発表され、決勝進出となった。

 山城監督は「関東第一との準決勝に向けて準備をしていたので、昨日の8時の報告で動揺を隠せず、今日の午前の練習でも選手たちは少し元気がなかった」と状況を報告。その様子を見た平岡和徳総監督からは「今できることはいい準備をすることだけだ」とチームに話があった。さらに「九州を背負ってプレーする」という思いを全体で共有したうえで、「(亡くなった)小嶺先生や関東第一のために戦おう」と言葉をかけられたという。

 この日、大津は1時間半ほどの練習をこなした。90分の真剣勝負がなくなったため、それよりも強度を落とした紅白戦を実施。指揮官は「負傷している選手もいるのでプラスに捉えて、ケアを入れながらやっている」とした。

 大津は10日に国立競技場で行われる決勝で、高川学園(山口)―青森山田の勝者と対戦する。

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2022年1月8日のニュース