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青森山田 6発完勝で高校サッカー3冠王手!高川学園に“嵐”起こさせず4大会連続の決勝進出

[ 2022年1月8日 16:10 ]

<高校サッカー準決勝 青森山田・高川学園>前半、ゴールを決め喜ぶ青森山田・丸山(撮影・西海健太郎)
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 第100回全国高校サッカー選手権準決勝が8日、国立競技場で行われ、3大会ぶりの頂点を狙う青森山田(青森)は6―0で高川学園(山口)を下し、4大会連続の決勝進出を決めた。10日の決勝戦では高校サッカー“3冠制覇”を懸け、悲願の初優勝を目指す大津(熊本)と激突する。

 高校サッカーの全国高校総体、高円宮杯プレミアリーグEASTを制し“3冠制覇”の期待がかかる青森山田は開始3分、いきなり先制点。ゴールから遠い位置でのFKを得ると、キッカーのMF藤森颯太(3年)がゴール前ニアサイドへボールを送り、走り込んだFW名須川真光(3年)がゴールに背尾向けながらも後頭部で合わせゴールイン。相手GKが飛び出せない絶妙な場所への正確無比なクロスが先制ゴールを呼んだ。

 勢いに乗る青森山田は同26分にもセットプレーが追加点。今度は左CKからMF藤森颯太(3年)がファーサイドへクロスを蹴ると、相手DFを翻ろうする巧みな動きからフリーになったDF丸山大和(3年)が強烈なヘッドをゴールネットへ突き刺した。

 今大会セットプレーでの奇抜なトリックプレーにより海外メディアから注目を集めた高川学園のお株を奪うような“王道”のセットプレー攻撃から2発。試合を優位に運ぶと、後半にはゴールラッシュ。FC東京入りが内定しているU―22日本代表MF松木玖生(3年)やDF丸山大和(3年)がこの日2点目となる追加点を奪うなど6―0の完勝。

 相手の長所を封じ、自分たちのストロングポイントを生かす“横綱相撲”で話題を呼んだ高川学園の選手が輪になってぐるぐる回る「トルメンタ(イタリア語で嵐)」を最後まで一度も出させず。高校サッカー3冠制覇へ弾みをつけた。

 ▼黒田剛監督 コロナによって出場できないチームが出てきたなかで非常に我々のあり方、または考え方もすごく難しかった。それでもちゃんとブレずに自分たちサッカーをやっていこうということで入り、こういう形で終われたことがすごく嬉しく思います。青森山田のサッカーは目の前の1勝を求めるだけのものなので、過去の事(今日の勝利)よりもあさっての1戦に全てを懸けて戦いたいと思います。

 ▼DF丸山大和(3年) 自分たちの目標は3冠なんで、あと1勝して優勝したいと思います。

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2022年1月8日のニュース