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大久保嘉人氏 国見高恩師・小嶺氏は「本当に優しくて、いつも最高の笑顔を見せてくれる先生でした」

[ 2022年1月8日 05:30 ]

小嶺忠敏さんへ大久保嘉人氏がツイッターで送ったメッセージ(本人ツイッターから)
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 昨季限りで現役を引退した国見高OBで元日本代表FWの大久保嘉人氏(39)が、小嶺忠敏氏の死を悼んだ。自身のSNSを更新し、2ショット写真や直筆追悼文を掲載。「小嶺先生の突然の訃報に接し、心から哀悼の意を表します。先生に教わったこと全てが今の自分になっています」と感謝した。

 高校3年時には総体、国体(長崎県選抜として国見単独チームで出場)、選手権の全国3冠を達成。小嶺氏からは「機敏で、動物的な感覚があった」と評価され「私はそういう生徒には、何も言わない。言うと萎縮する」と伸び伸びと育てられた。大久保は「怖い怖いと思われていた先生。でも、私が知っている先生は本当に優しくて、いつも最高の笑顔を見せてくれる先生でした」と回想した。

 14年W杯ブラジル大会のメンバーに選出された際には1000件以上の祝福メッセージを受ける中、いつも電話で連絡を取る小嶺氏から初めてメールが届いた。「絵文字入りのショートメールが来て驚いた。小嶺先生との時間は原点。代表入りを喜んでくれたのは本当にうれしかった」。恩師からの祝福を励みに自身2度目のW杯の舞台に立った。

 引退発表前には電話で直接引退を伝えており「先生に直接、引退の報告ができて良かった。先生が作ってくれた大久保嘉人のサッカー人生を、最後の最後まで見届けてくださり、本当にありがとうございました」とあふれる思いをつづった。

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