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マジョルカ久保 名手の股抜く芸術的V弾!今季初ゴール 昨季王者Aマドリード討ち

[ 2021年12月6日 05:30 ]

スペイン1部   マジョルカ2―1アトレチコ・マドリード ( 2021年12月4日    マドリード )

決勝ゴールを決めた久保(ロイター)

 スペイン1部、マジョルカのMF久保建英(20)が4日、昨季王者のアトレチコ・マドリードから今季初ゴールを決めた。膝の負傷から復帰2戦目。後半29分から出場し、1―1の同アディショナルタイムに相手GKの股下を抜く劇的な決勝点を奪った。スペイン1部での得点はヘタフェに所属していた昨季の5月16日レバンテ戦以来、202日ぶり。リーグ戦8試合ぶり白星の立役者となり、年明けの日本代表復帰に向けても弾みを付けた。

 復帰2戦目で、久保が千両役者となった。昨季王者と同点の終了間際。目の前の守護神は、世界トップクラスの名手オブラク。「彼はまるで巨人。少しナーバスになったが、横に打ったらカットされると思って股抜きにかけたら、うまくいきましたね」。自ら呼び込んだスルーパスからドリブルで1対1となった20歳は、左足で股抜きのスーパーゴールを奪った。会見では、重荷が取れたかと問われ、うなずいた。

 「イエスですね。僕は皆の期待からすれば、チームを十分に助けられていなかった。だから今は、解放されたような気分です」

 9月に膝を負傷して長期離脱。最初の1カ月は足を動かせず、ボールを蹴ることもできなかった。唯一可能だった上半身の筋トレに励み、体は「一回りでかくなった」。復帰は前節のヘタフェ戦で果たしたばかり。まだ出場時間が限られる中で奪ったゴールは、Aマドリードとライバル関係にあり、首位を走る自身の保有元、Rマドリードを間接的に助ける一撃にもなった。

 地元紙でも絶賛が相次いだ。アス紙は3点満点中3の最高評価。「久保建英がスーパーヒーローに」とのタイトルを付け、「左足で多くの音楽を奏でながら、とても正確にゴールを決めた。シルクのようなタッチを持っている」と表現した。

 20歳の復調は、7大会連続のW杯出場へ必勝を期す日本代表にとっても朗報だ。来年1、2月にはホームでのW杯アジア最終予選2試合が待つ。自身のSNSには「難しい時期を支えてくれた人たちに感謝します!まだまだこっから!」と決意を示した。金星に導いたゴールを第一歩に、完全復活を目指していく。

 【久保の芸術弾アラカルト】

 ☆角度なしFK弾(FC東京)19年4月10日ルヴァン杯鳥栖戦で0―0の後半39分、ペナルティーエリア右の角度のない位置からのFKで左足シュート。低く速い弾道で左サイドネットに突き刺す決勝ゴール。

 ☆空中ボレー弾(FC東京)19年5月12日J1磐田戦で0―0の後半39分、左CKで相手がクリアし高く弾んだボールに左足を振り抜く決勝ボレー。

 ☆またぎ&股抜き弾(マジョルカ)20年2月21日スペイン1部ベティス戦の後半25分、ゴール正面からやや右へ流れるドリブル。利き足の左足でボールをまたいでから右足で相手DFの股を抜き、GKの逆をつくシュートを決めた。

 ☆4人股抜き弾(U―24日本代表)21年6月12日親善試合ジャマイカ戦の前半32分に右から中央に切れ込み、左足でDFとGK合わせて4人の股を抜く先制ゴール。

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