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札幌が浦和FW興梠慎三の獲得に動く、今夏のオファーに続き2度目のラブコール

[ 2021年12月6日 05:00 ]

興梠慎三
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 札幌が浦和のエースFW興梠慎三(35)の獲得に動いていることが5日までに分かった。複数の関係者が明かした。今季10位で終えたチームは好機に決め切れなかった「決定力」を課題とし、昨年まで9年連続2桁得点をマーク、歴代3位のJ1通算158得点を誇る興梠に白羽の矢を立てた。

 興梠と言えば、ペトロヴィッチ監督の申し子として知られ、札幌は今夏にもオファーしている。今季は20戦1得点にとどまるもDFとの駆け引き、得点のきゅう覚、実績は申し分ない。今季7得点を挙げた大卒1年目のFW小柏や同じく7得点のMF金子ら若手の良き手本としても期待される。

 札幌は来季もACL出場圏内(3位以内)と3大タイトル獲得を目標に掲げ、計算できるFW補強を進めて来た。攻撃的な“ミシャスタイル”を熟知している興梠の獲得となれば大きな戦力アップ。だからこそペトロヴィッチ監督は、浦和で出場機会を失っていた興梠にラブコールを送り続けて来た。

 一方、浦和側もクラブの顔の1人であり、在籍9年目の功労者でもある興梠の慰留に努める方針。今後は本人の将来についても検討し、話していくという。既に今季限りで引退するMF阿部や契約満了のDF槙野らがチームを去り、顔ぶれが大きく変わりゆくレッズ。エース興梠の動向が注目される。

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