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J2京都アカデミー出身者が逆転への流れを作った 若原PKストップ!川崎&福岡でPK奪取

[ 2021年9月11日 23:18 ]

明治安田生命J2リーグ第29節   京都2―1琉球 ( 2021年9月11日    サンガS )

京都のMF福岡慎平
Photo By スポニチ

 試合終了間際の劇的逆転勝利を演出したのは、京都アカデミー出身の選手だった。チョウ貴裁監督が「決められていたらキツい展開になっていた」と振り返ったように、1点ビハインドの前半23分、相手のPKをGK若原智哉(21)が右に飛んでセーブ。そして同40分にはMF福岡慎平(21)とのワンツーからMF川崎颯太(20)が同点につながるPKを獲得した。

 若原は19年のU―20W杯で正守護神を務め、福岡は日本代表MF久保建英(マジョルカ)とともに出場したU―17W杯で日本代表主将を務めた。パリ五輪世代の川崎は今季リーグ29試合中28試合出場(26試合スタメン)。3選手ともアカデミーからトップ昇格した若き才能たちで、逆転への流れを作った。

 「アウェーで2試合勝てなかった悔しさを晴らしてやろうと(前半は)空回りした部分もあった」と反省を口にしたが、アンカー役の川崎は後半にデュエルの強さを発揮。カウンターのピンチを未然に防ぐなど、攻撃と守備をつないだ。日本代表MF遠藤航(シュッツトガルト)を育てたチョウ貴裁監督も「ここ最近の彼を見ていると悪いなりに、自分の役割をできていると思う。後半くらいのデキができれば未来は明るい」と口にした。

 勝つだけではなく、育成も両立。今の京都は良い方向で歯車がかみ合っている。

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2021年9月11日のニュース