J2京都が劇的逆転で3位・新潟と勝ち点10差！チョウ監督「誰も勝ち点1で良いと思ってなかった」

明治安田生命J2リーグ第29節   京都　2―1　琉球 （ 2021年9月11日    サンガS ）

京都のチョウ貴裁監督
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　引き分けに終わっていたら、勝ち点2を失った感覚に陥っていただろう。攻めても攻めても、こじ開けられない琉球ゴール。だからこそ勝利の笛が鳴った瞬間、チョウ貴裁監督を中心に歓喜の輪ができた。3位・新潟との勝ち点差は「10」に拡大。12年ぶり昇格へ向けて、また一つ前進した。

　「ホームの皆さんがスタジアムで後押ししてくれた。誰も勝ち点1で良いとは思っていなかった。気持ちを出してやってくれた」

　指揮官が目を細めたように、劇的な幕切れだった。後半アディショナルタイム、右からのクロスに飛び込んだのは途中出場のFWイスマイラ。今夏J3福島から完全移籍で加入した助っ人が頭で逆転弾を叩き込み、3試合ぶりの勝ち点3を呼び込んだ。同じナイジェリア人の先輩で、この日同点PKを決めたFWピーター・ウタカも「彼は志の高い選手だし、謙虚でハングリーだね。J2でインパクトを残している」と称えた。

　次戦は敵地で6位・山形戦。指揮官は「試合後にロッカールームで大騒ぎしている選手はいなかった。まだ13試合ある。全員で準備して戦っていくだけ」と力を込めた