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久保 逆襲のマジョルカ“第2章”、五輪の悔しさから学んだ「唯一大事なのは結果」

[ 2021年8月15日 02:30 ]

久保のマジョルカ復帰後の初インタビュー動画(マジョルカのクラブの公式YouTubeチャンネルより)

 スペイン1部レアル・マドリードから同マジョルカに期限付き移籍で加入した日本代表MF久保建英(20)が今季初戦の前日となる13日(日本時間14日)、クラブ公式YouTubeで意気込みを語った。2季ぶりに復帰が決定してからは初の肉声。五輪でメダルを逃した“日本の至宝”が、古巣への愛着と未来から逆算した結果への強いこだわりを激白した。

 五輪でメダルを逃し、芝に突っ伏して号泣したメキシコ戦から8日。久保は力強く未来を向いていた。14日に公開されたクラブの公式YouTubeで、流ちょうなスペイン語で意気込んだ。

 「五輪で僕は忘れられない経験をした。大事なのは結果で、マジョルカでも同じことを考えている。僕がやらなければいけないのは、目標達成のために最大限チームを助けること。なぜなら10年後、僕がもっと大人になったときに、唯一大事なのは結果だから」

 五輪で痛感した結果の重要性。「ゴールに対して、僕はより多くのハングリーさがある」と続けた。

 マジョルカは2季前に攻撃の軸として4得点4アシストと輝いた古巣。加入直後には元同僚たちからも連絡があったという。「ここにはたくさんの友人がいて、自分の家にいるような感覚がある」。帰還へのうれしさをにじませ、「最大限の手助けをするためにここに来た」と言い切った。

 前回の在籍時にチームは2部に降格したが、“第2章”の今回は同じ過ちは繰り返さない。「五輪という重要な大会を経験した。選手としてより良くなったと思うし、もっとチームを助け、今回は目標達成したい」。メキシコ戦後には「(来年の)W杯が始まるころには代表で圧倒的な存在になっていないと遅い」と口にした20歳。マジョルカで誰よりも圧倒的な結果を残すことを約束した。

 ≪指揮官はサイド起用示唆≫ルイス・ガルシア監督の久保についてのコメントもクラブ公式YouTubeでアップされた。指揮官は「タケは並外れたレベルの高さがある選手。ラインをかなり上げてボールを持つというチームスタイルの中で、自分に合うだろうと言っていた」と明かした。4―2―3―1の2列目全てで起用可能としながら「当面サイドでのプレーになるだろう」と語った。

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2021年8月15日のニュース