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U24主将の吉田麻也が東京五輪の「有観客」を願う。「もう1度、真剣に議論を」

[ 2021年7月17日 23:01 ]

東京五輪男子サッカー代表国際親善試合   日本1―1スペイン ( 2021年7月17日    ノエスタ )

<U24日本・U24スペイン>前半、懸命のディフェンスを見せる堂安(右)と吉田(左)(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪男子サッカー代表の主将を努めるDF吉田麻也(32)がU―24スペイン代表戦後、批判も覚悟の上で無観客開催が決まった東京五輪について「アスリートがこの問題を話すのは難しい。やれるだけでも感謝しなければいけないことも分かっていますが、もう1度、真剣に議論して欲しい」と有観客への再検討を願った。

 この日は入場制限付きながら4909人を動員した。苦しい時間帯にサポーターの存在は大きな力になることを改めて実感した。だからこそ、五輪本大会も「有観客」であることを強く望んだ。

 「(五輪開催には)国民の税金がたくさん使われているのに、その国民が見られない。選手たちは命を懸け、人生を懸けて戦い、この場に立てている人ばかり。家族も一員、その人たちも見られない。では何のための、誰のための五輪なのか、というクエッションが付く。絶対に怒られると思いますが、もう1度、真剣に議論して欲しい」。

 勇気を持ち、アスリートの本音を代弁するように打ち明けた。

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2021年7月17日のニュース