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U24久保 17日VSスペインはメダルへ試金石!ラストの強化試合、森保監督の要求「同じ目線で」

[ 2021年7月17日 05:30 ]

スペイン戦に向け練習する久保(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 東京五輪サッカー男子代表は17日、本番前最後の強化試合をスペイン五輪代表と戦う。スペインで育成年代を過ごしたMF久保建英(20=Rマドリード)を中心としたチームの、金メダルを目指す本番への総仕上げ。森保一監督(52)は強豪が相手だとしてもチームに「同じ目線」で勝ちにいくことを求めた。

 金メダル候補にも、物おじしない。スペイン戦はメダル獲得への試金石。森保監督は「我々が金メダルを目指しているので同じ目線で戦ってほしい。五輪で勝っていくためには世界のトップに勝っていかないといけない」と求めた。17年12月のチーム発足から3年半。強豪にもフラットな心境で戦えるようになった精神力を、発揮する時がきた。

 今の日本には強敵のスペインとも「同じ目線」で戦える男が数多くいる。その象徴が久保だ。練習から世界一、激しい生き残り競争が繰り広げられるバルセロナで10~15歳を過ごした。森保監督は「(久保には)競争の中で勝ち抜いていかないといけないというメンタリティーが、自然と備わっているのかなと思う」と推察する。

 久保は昨季はビリャレアル、ヘタフェで出番が少ない時期がありながらも、足りない守備面の努力を重ね、成長を続けた。指揮官は「総合的に彼の能力は伸びている」と断言。「インテンシティー(プレーの強さ)高くプレーする中で自分の技術を出していくところをしっかり整理し、いい形で成長している」と本番に向けても高い期待を寄せている。

 スペインは欧州選手権4強のA代表から6人がメンバー入り。久保とバルセロナで同僚だったDFエリック・ガルシアらも入った。6月からの親善試合で3戦全勝の日本にとって本番前に初めて“劣勢”からの反発力を試せる相手で、久保も「(劣勢で)個人として何ができるか確かめたい」と話していた。

 エースFW上田は脚の付け根の肉離れから復帰予定。久保とのホットラインも最終確認し、史上最強と呼び声の高い東京五輪世代が総仕上げにかかる。

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2021年7月17日のニュース