×

大分・15年ぶり福岡との九州ダービー制した 長沢“ゆりかご弾”&トレヴィザンV弾

[ 2021年5月31日 05:30 ]

明治安田生命J1第17節最終日   大分2-1福岡 ( 2021年5月30日    昭和電ド )

<大分・福岡>前半、長沢(左)の先制ゴールが決まりゆりかごダンスを披露する大分イレブン
Photo By スポニチ

 大分は30日、ホームで福岡を2―1で下し、5試合ぶりの白星となる今季3勝目を挙げた。FW長沢駿(32)とDFエンリケ・トレヴィザン(24)のゴールで奪ったリードを守り、J1で15年ぶりに実現した福岡との九州ダービーを制した。

 助っ人がJ初ゴールで5試合ぶりの勝利に貢献した。1点リードの後半25分、DFトレヴィザンが左コーナーキックからのこぼれ球に素早く反応。倒れ込みながら左足でゴールネットを揺らした。ブラジル出身の守備の要は「練習から取り組んできた形。自分を信じてボールを出してくれたのがうれしかった」と笑顔で話した。

 守備でも最終ラインの中央で奮闘した。好調な福岡を1点に抑えて、「守備が統率できていて、相手の特長を出させなかった」と胸を張った。加入後6試合目で初めてフル出場し、攻守両面で存在感を発揮。片野坂知宏監督は「期待に応えるプレーをしてくれた。守備で効いていた中で得点を挙げてチームを助けてくれた」と称賛した。

 J1で15年ぶりに実現した福岡との九州ダービーに勝利。負傷でフェースガードを着用しながらプレーした長沢が先制ゴールを決めるなど選手はファイトし、台風の目となっている福岡から勝ち点3をもぎ取った。指揮官は「調子のいい福岡にホームで勝てたのは自信になる」と確かな手応えを口にし、「ここから巻き返していきたい」と誓った。この勝利を逆襲への起爆剤にする。

続きを表示

2021年5月31日のニュース