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対徳島5試合6得点も「相性は関係ない」…それでもG大阪FW宇佐美の爆発を“キッカケ”にしたい

[ 2021年5月26日 19:38 ]

徳島戦に向けて最終調整するG大阪FW宇佐美(C)GAMBA OSAKA
Photo By 提供写真

 悩めるG大阪のエースFW宇佐美貴史(29)が、27日の徳島戦(パナスタ)で現状打破の糸口をつかむことを誓った。

 「キッカケを待つのではなく、根気強く続ける。キッカケを自分たちで作って行くしかない」「徳島戦は難しい試合になる。でも勝利をつかんでキッカケをつかみたい」「ネガティブな要素は多いが、そのことばかりを言っていられない。負けている状況が続いていても全員がキッカケを作る気持ちでやり続けるしかない」。何度も“キッカケ”というフレーズを使用し、悲壮な覚悟を示した。

 今季リーグ1勝、チーム総得点はJ1最少の「3」。前節はFC東京に競り負け、23年ぶりの4連敗。チームはJ2降格圏19位と沈んでいる。ネガティブなデータが多い中、数少ないポジティブな要素が宇佐美自身だ。本人は「戦うときに相性云々を考えたことはない」と口にするものの、対徳島は過去公式戦5試合6得点。現在の徳島は宇佐美が最後に得点を取った14年とはチームスタイルが変貌しているが、相性の良さに期待したい。

 「どうエリアに入っていくのか。僕も外からのシュートが多く、決定機なのかと言われると…。ボールを回して最後は個人技とか良い立ち位置を取ってとか…選手間で成長させていかないと本当の決定機は作れない」。得点に至るまでの過程で多くの課題は残っているが、それでもG大阪がノッていくにはエースの爆発が不可欠だ。

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2021年5月26日のニュース