川崎F　開幕19戦負けなしでJ1記録に並んだ！ダミアン華麗バイシクルで湘南とドロー

明治安田生命J1第16節   湘南1―1川崎F （ 2021年5月26日    レモンS ）

＜湘南・川崎F＞後半、ゴールを決める川崎F・レアンドロ・ダミアン（撮影・西海健太郎）
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　明治安田生命J1リーグ第16節の9試合が26日に行われ、首位を独走中の川崎Fはアウェーで湘南と1―1で引き分け、昨季から続く不敗記録を24試合に更新した。今季は開幕から19戦負けなしとなり、2015年の浦和が記録したJ1記録に並んだ。

　川崎Fは3―1で勝利した22日の横浜FC戦から先発メンバー5人を変更。3トップは総入れ替えし、FW家長、三笘、レアンドロ・ダミアンに替えてこの日はFW遠野、長谷川、小林を起用した。

　前半30分まではボール支配率、シュート数とも湘南と互角の展開。ようやく決定機が訪れたのは同31分、MF脇坂のパスを受けた遠野が右サイドから中央にクロスを入れ、小林がヘディングシュートを放ったがゴールの枠をわずかに捉えられなかった。その後も鋭い縦パスが前線に入る場面もあったが、湘南のブロックを崩せないまま前半は0―0で折り返した。

　後半に入ると立て続けに湘南のシュートを浴びて苦しい時間帯が続き、同11分には人数をかけた相手の攻撃を止められず先制点を献上。MF高橋のシュートはGKチョン・ソンリョンが防いだが、こぼれ球をMF山田にヘッドで押し込まれた。

　失点直後の後半12分、鬼木監督は脇坂、遠野、長谷川に替えて家長、三笘、橘田を投入。19分にはFWレアンドロ・ダミアンもピッチに送り、反撃態勢を整えた。すると2分後、左サイドからの旗手のクロスにダミアンが頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、ビデオアシスタントレフリー（VAR）判定でダミアンのファウルとなって“同点ゴール”は幻に。それでも同37分、旗手とのワンツーで抜け出した山根からのパスを受けたダミアンが、相手DFを背負ってワントラップから右足でオーバーヘッドシュート！技ありのゴールが決まり、川崎Fが1―1と試合を振り出しに戻した。

　試合はこのまま1―1で終了。川崎Fは勝ち点を49に積み上げ、この日仙台に敗れた2位名古屋との差は13。湘南は勝ち点16となった。