J1柏が今季10敗目 ネルシーニョ監督「相手が勢いづく状況を自らつくった」

明治安田生命J1第16節   柏1―2神戸 （ 2021年5月26日    三協F柏 ）

柏・ネルシーニョ監督
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　柏はホームで神戸に1―2で破れ、今季10敗目を喫した。0―0で試合を折り返したが、後半開始早々に立て続けに2失点。同17分にMF椎橋慧也（23）がヘディングで1点を返したものの、勝ち点は遠かった。

　ホームでのリーグ神戸戦は8連勝中と相性は良かったが、後半立ち上がりの連続失点が響いた。クリアミスを拾われ後半1分に先制されると、同7分のオウンゴールはビルドアップのミスが起点となった。ネルシーニョ監督（70）は「後半の入りは特に注意が足りなかった。相手が勢いづく状況を自らつくった」と連続失点を悔やんだ。

　低迷中のチームだが、好材料もある。膝のけがで離脱していたMFクリスティアーノ（34）が4月11日のG大阪戦以来の先発復帰。「活躍できるかどうかは自分自身も確信はなかった。100％ではない状態で最後まで出られて、悪くなかった」。その手応え通り、右サイドからクロスやドリブルで存在感を発揮した。帰ってきた背番号9は「次がすぐ来るので、挑むしかない」と、次節29日のホーム札幌戦を見据えた。

　これで5戦勝ちがないチームは16位に降下。17位仙台との勝ち点は1差で、自動降格圏が見えてきた。