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大分、先制もホームで逆転負け 片野坂監督「残念な結果 パワー足りなかった」

[ 2021年3月3日 05:30 ]

YBCルヴァン杯1次リーグ第1節 B組   大分1―3神戸 ( 2021年3月2日    昭和電ド )

<ルヴァン杯 大分・神戸>先制ゴールを決め喜ぶ大分FW藤本(右)
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 大分は、何としても取りたかったホーム戦で悔しい逆転負け。片野坂知宏監督は「非常に残念な結果。準備してきたことを選手はトライしてくれたが、90分の中で若干パワーが足りなかった」と唇をかんだ。

 大分はルヴァン杯で過去2年ともに1次リーグで敗退した。今年こそ突破するため、指揮官は思い切った策に出た。リーグ開幕戦から中2日での一戦で先発メンバーを総入れ替えし、フレッシュなメンバーで臨んだ。新戦力も8人起用し、18歳の弓場、17歳の屋敷と10代選手も先発でピッチに立った。

 立ち上がりからボールを保持される苦しい展開の中、先制に成功した。決めたのは大卒ルーキーのFW藤本一輝(22)だ。前半20分、右サイドの松本からのクロスを相手DF2人に囲まれながら頭で合わせた。

 藤本は鹿屋体大4年だった昨年、特別指定選手としてリーグ戦5試合、カップ戦1試合に出場。決定力不足を痛感していたが、「頭でのゴールは多くなかったので、新しい得点のバリエーションとして自信になる」と手応えをつかんだ。喜びの一方で「プロ初ゴールを決めることができたけど、チームが勝たないと意味がない」と悔しがった。

 3失点と守りの整備が課題として浮き彫りになったが、新戦力の躍動は確かな収穫となった。片野坂監督は「いろいろな選手を使えたのはポジティブ。攻撃の時間を増やし自分たちらしい戦いを」と前を向いた。

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2021年3月3日のニュース