ゼロックス杯実証実験の結果発表 入退場時の“密”などの課題改善

[ 2021年2月22日 18:55 ]

 Jリーグは22日、オンラインで実行委員会を実施した。今年1月のルヴァン杯決勝(国立競技場)に引き続き、今月20日の富士ゼロックス・スーパー杯(埼玉)でも実証実験を実施。ルヴァン杯で課題に挙げられた「退場時のゲート付近の密集・密接」、「狭いトイレでのCO2濃度上昇」、「コンコースでの飲食」の調査結果を発表した。

 富士ゼロックス・スーパー杯は上限5000人で開催。「入退場時のゲート付近の密集・密接」については、北門1台、南門2台のカメラを設置。混雑状況をリアルタイムで大型ビジョン、YouTubeで配信し、観客に混雑緩和を促した。また試合前には前座試合を、試合後は優勝セレモニーなどを実施したことで入退場は分散されたという。

 各トイレにはCO2濃度計を計40台設置。うち10台でリアルタイムの測定値をスマートフォンで確認し、把握した運営スタッフが警備員へ報告、より空いているトイレへ誘導する流れを作った。試合前やハーフタイムに2~3分程度の待機列が発生したが、警備員のアナウンスで混雑は発生しなかった。また、ルヴァン杯決勝で一定数確認されたコンコースでの食べ歩きは自粛をアナウンス。売店で試合前やハーフタイムに一時的に10~30人程度の待機列が確認されたが、一定の間隔を確保でき、10分程度で緩和できたという。

 これまで、CO2濃度の測定など実証実験はJリーグ主管試合のみで調査してきた。今後はクラブに調査対象を広げる予定で、この日も設置予算を含めて議論された。村井チェアマンは「最終的に次回で予算承認を頂き、クラブで対象を広げていく方向で協議している」と明かした。ただ、ネットワーク環境の整備も必要で単体クラブでの設備投資は、予算的に難しいこともあり「(ネットワーク環境は)災害時のライフラインになる可能性もある。政府や行政にも働きかけてきた」と説明した。

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